テマエース フロアブル

製品名 テマエースフロアブル
登録番号 第23583号
有効成分 イマゾスルフロン 1.7%
ダイムロン 28.0%
ペントキサゾン 7.3%
性状 類白色水和性粘稠懸濁液体
有効年限 4年
包装規格 500ml×20本
製品安全データシート(SDS)
製品チラシ

特長

  • 早めの処理で長期間にわたり雑草の発生を抑えます。
  • 田植同時処理や水口施用が可能です。
  • 経済的な一発処理剤で、問題雑草が比較的少ない水田では十分な効果が期待できます。
  • ペントキサゾンを39g/10a含有する初期一発剤として、長い使用実績があります。

適用雑草と使用方法

作物名 適用雑草名 使用時期 適用土壌 使用量 本剤の使用回数 使用方法
移植水稲 水田一年生雑草
及び
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヘラオモダカ
(北海道、東北、北陸)
ヒルムシロ
クログワイ
(東北、関東・東山・東海)
オモダカ
(東北、関東・東山・東海)
シズイ(東北)
セリ
アオミドロ・藻類による表層はく離
移植時 砂壌土~埴土 500ml/10a 1回 田植同時散布機で施用
移植直後~ノビエ1.5葉期
ただし、移植後30日まで
原液湛水散布又は水口施用
ダイムロンを含む農薬の総使用回数 ペントキサゾンを含む農薬の総使用回数 イマゾスルフロンを含む農薬の総使用回数
3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内

使用方法

(1)使用量

  • 10アール当たりの散布量は、500mlです。
  • 10アール用(500ml/本)と、大規模水田用に40アール用(2000ml(2L)/本)の大型規格があります。

(2)植代

  • 田面や苗の植付が均一になるように、代かきをていねいに行ってください。特に、田植同時処理を行う 場合には、入水後に田面が露出しないよう、均平度を保つように注意してください。

(3)散布方法

  • 水田内に均一に散布して下さい。
  • 田植同時散布機等では所定量の処理薬量になるようにダイヤルを調整してください。
  • 処理薬液を霧状に散布すると付着薬害のおそれがあるので、ノズルを適度に調節してください。
  • 苗が水没するような深水状態では葉鞘部に軽い褐変症状が出るおそれがあるので、水管理に注意してください。

(4)水管理

  • 散布後少なくとも7日間は落水やかけ流しをしないでください。

(5)散布適期

  • 本剤の使用時期は移植直後(田植同時処理を含む)~ノビエ1.5葉期までの雑草の生育初期に有効です。
  • 移植後5日までを目安になるべく早めに散布します。
  • 雑草の生育が進んでから処理された場合には、効果が劣ることがあります。
  • 代掻きから田植までの期間が空き、高温条件下など雑草(SU抵抗性雑草を含む)の葉令が急に進み効果が劣ることが予想される場合には、その雑草に有効な初期剤との体系処理を行ってください。
  • 散布後に雑草の発生が見られた場合には、その雑草の種類や発生状況に応じて中・後期除草剤を体系処理を行なってください。

(6)上手な使い方

使用上の注意事項

  • 使用直前に容器をよく振る。
  • 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの1.5葉期までに時期を失しないように散布する。
    なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意する。
    田植え前に生育したミズカヤツリは、完全に防除してから使用することが望ましい。クログワイ、オモダカ、シズイは発生期間が長く遅い発生のものまで十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後期剤との組み合わせで使用する。
    • ホタルイ、ウリカワ、ミズカヤツリ、ヘラオモダカ ………… 2葉期まで
    • ヒルムシロ ………………………………………………………… 発生期まで
    • クログワイ ………………………………………………………… 発生始期まで
    • セリ ………………………………………………………………… 再生前から再生始期まで
    • オモダカ、シズイ、表層はく離 ………………………………… 発生前まで
  • 苗の植え付けが均一になるように、整地、代かきは丁寧に行い、ワラくずなどの浮遊物はできるだけ取り除く。また、未熟有機物を施用した場合は特に丁寧に行う。
  • 原液湛水散布の場合は、水の出入りを止めて湛水状態のまま本剤を水田全面にゆきわたるように散布する。
  • 水口施用の場合は、入水時に本剤を水口に施用し、流入水と共に水田全面に拡散させる。処理後田面水が通常の湛水状態(水深3~5cm程度)に達した時に必ず水を止め、田面水があふれ出ないように注意する。
  • 本剤処理後、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm程度)を保ち、田面を露出させたり、水を切らしたりしないよう注意し、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしない。
  • 苗が水没するような深水状態では、葉鞘部に軽い褐変症状が出るおそれがあるので、水管理に注意する。
  • 軟弱徒長苗を移植した水田、極端な浅植えや深植えをした水田、砂質土や漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)では、初期生育の抑制が生じるおそれがあるので使用を避ける。
  • 梅雨期等、散布後に多量の降雨が予想される場合には、除草効果が低下することがあるので使用を避ける。
  • れんこん、くわい、いぐさ、せりなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意する。
  • いぐさ栽培予定水田では、使用しない。
  • 本剤散布後の田面水を他作物に灌水しない。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合 や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意事項

人畜に対する注意事項

  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。

魚毒性等

  • 水動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
  • 散布後は水管理に注意する。
  • 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。

貯蔵上の注意事項

  • 直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密栓して保管すること。
PAGE TOP