ニュースリリース NEWS RELEASE

新規多重特異性抗体医薬に関するライセンス及び共同開発契約締結について2021年01月13日

 科研製薬株式会社(本社:東京都文京区、社長:堀内 裕之、以下「科研製薬」)は、Numab Therapeutics AG社(スイス、ヴェーデンスヴィル、最高経営責任者:David Urech、以下「ニューマブ社」)と、アトピー性皮膚炎を対象に新規多重特異性抗体医薬候補物質NM26-2198に関する日本及びアジアでの開発及び事業化についてのライセンス及び共同開発契約を、2021年1月12日付で締結しましたのでお知らせいたします。この提携は、両社が2017年に締結した共同研究契約に附随するオプション権に基づいています。

 

 本契約締結により、科研製薬は共同研究成果物であるNM26-2198の日本、韓国、中国(香港含む)、台湾、シンガポールでの販売権を取得しました。また、両社はNM26-2198を共同で開発し、科研製薬は臨床POC取得までの開発費の大部分を負担します。本提携の結果、ニューマブ社が製品の事業化に成功した場合、科研製薬は支払った研究開発費に基づいて、ニューマブ社から一定額までの対価を受け取ります。

 ※ 臨床POC(Proof of Concept):対象とする疾患への当該物質のコンセプト(作用機序や作用部位)が有効性・安全性を含めて妥当かどうかを実証する臨床試験

 

  なお、本件に関し、科研製薬の2021年3月期連結業績予想に与える影響はございません。

以上

 

・ニューマブ社について

 ニューマブ社は、スイスのチューリッヒ州に本社を置くがん領域に特化したバイオ医薬品会社です。独自の技術プラットフォームを用いて多重特異的抗体を創製し、がん免疫療法における新規治療の提供を目指しております。独自のMATCHテクノロジープラットフォームを用いて、多機能な開発可能性のある多重特異性抗体の候補を生み出しており、開発パイプラインには、4-1BB、PD-L1及びヒト血清アルブミンを同時に標的とすることで、強力な抗腫瘍免疫と安全性プロファイルのバランスを持たせた新規抗腫瘍薬があります。

 ニューマブ社の詳細な情報は同社のウェブサイトwww.numab.com.をご参照下さい。

 

・多重特異性抗体医薬とは

 1つの分子が複数の抗原結合部位を持ち、複数の抗原と特異性を持つ抗体。通常の抗体は1つの分子が1つの抗原を認識しますが、多重特異性抗体は複数の標的と結合することが可能であるため、病態部位への特異的な送達、相加・相乗的な薬理効果が期待できます。

 

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注意事項:

 このニュースリリースに記載されている当社グループの事業に関する将来の見通し等の記述は、現時点で入手可能な情報から予測したものであり、今後の様々な要因により実際の結果とは異なる可能性があります。また、このニュースリリースに含まれている医薬品(開発中のものを含む)に関する記述は、宣伝、広告等や医学的アドバイスを目的としたものではありません。

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