
実際に入社してみて感じるイメージギャップやそれぞれの職種の大変なところなど、
学生の皆さんが気になりそうなことを、MR職と学術職の若手社員4人に語ってもらいました。
実際に入社してみて感じるイメージギャップやそれぞれの職種の大変なところなど、
学生の皆さんが気になりそうなことを、MR職と学術職の若手社員4人に語ってもらいました。
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NAMET.M.
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OCCUPATIONMR職
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JOINED YEAR2019年入社
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EDUCATIONシステム理工学部 生命科学科
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DEPARTMENT千葉営業所
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NAMER.T.
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OCCUPATION学術職
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JOINED YEAR2019年入社
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EDUCATION薬学部 臨床薬学科
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DEPARTMENT学術部
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NAMES.H.
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OCCUPATIONMR職
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JOINED YEAR2019年入社
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EDUCATION文芸学部 文学科
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DEPARTMENT東京第1営業所
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NAMES.H.
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OCCUPATIONMR職
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JOINED YEAR2019年入社
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EDUCATION人間科学部 人間科学科
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DEPARTMENT東京第2営業所
正直、気になる!入社前後のイメージギャップ。
みんな、久しぶり!でも、ないかな?
半年ぶりくらい?みんなでご飯に行ったのが最後だよ。
でも、もう半年だから早いよね。今日は私たち若手が見た科研製薬を、学生の皆さんに知ってもらおうと思います。
実際に働いてみて感じたことって、たくさんあると思うんだけど、みんなは入社前後のイメージギャップとかあった?
僕は入社前、医師ってすごく気難しい人が多いイメージがあった。だけど、会ってみたら世間話もたくさんするし、思ったよりフランクに接してくれる人がたくさんいて安心したな。
MRとして担当する病院は、先輩からしっかり引き継いでもらえたから、医師の先生方との関係構築は確かにスムーズだった。もちろん気難しい人も中にはいるけど(笑)。僕はMR職ってひとりで医療機関を訪問する仕事だから、割と孤独だと思っていたけど、サポート体制が構築されていたのは有り難かったな。
1年目は先輩社員がパーソナルコーチとして、色々と教えてくれるから、思った以上に助けてもらえたと私も思う。病院への訪問はひとりだけど、孤独ではないよね。困ったら相談に乗ってもらえるし、同行してもらえることもあるし。
先輩からバックアップしてもらえるのは、学術職も同じだよ。私は学術職って、MRが使うパンフレットなどをつくることが主な業務だと思っていたけど、入社してみると、製品価値の最大化に向けて、製品戦略や方針策定からかかわれるのが意外だった。こんなに上流から携われるんだ、って感じたよ。
思ったより早く、色々と任せてもらえるよね。僕も入社3年目で、大学病院を任せてもらえたけど、想像より3〜5年くらい早いなって思った。
確かに同期から見ても、S.H.は大学病院の担当になるのが早かった。正直、羨ましかったし、遠い存在になった気がしたよ。
(笑)
ひとつの営業エリアを任せてもらえるだけでも、すごいよね。自分がそのエリアの責任者なわけだし。他社のMRは、医師への講演会の企画は年次が上の社員がやっているけど、科研製薬は1年目からさせてもらえていたしね。
科研製薬のMRは手術に立ち会うこともあるから、そういった部分も含めて、想像以上に早くからたくさんの経験ができるのは良いイメージギャップじゃないかな。
職種によって、こんなに違う!それぞれの大変なところ。
もちろんできることがたくさんある分、やらないといけないこともたくさんあるのよね。
その通り(笑)。特に1年目はMR認定試験の勉強をしながら、業務もこなさないといけなかったから、大変だった記憶がある。研修で半年間、勉強することはできたけど、配属になった後もまずは勉強が優先だと思っていたから、苦労した。土日も勉強していたよ。
僕も土日に勉強したのは、人生であの時期くらいかも(笑)。良いことと残念なことは表裏一体だよね。業務スケジュールを自分で管理できることは良いことだけど、一方でその管理が難しいっていう側面もある。医師のアポイントはダブルブッキングしないように、注意しないといけないから、入社してみてその調整をするのは大変だなって思った。
医師によって、メールの返信をいただくタイミングが違ったりするもんね。残念なイメージギャップで言うと、僕はやっぱり病院訪問の難しさかな。特に既存の製品だと、すでに医師が知っていることを伝えても意味がないから、どう付加価値をつけるかを考えるのは苦労する。ただの訪問で終わらせないって、やってみると思ったより頭を使わないといけなかった。
イメージギャップは職種や人によって違うと思うけど、こればっかりは働いてみないとわからないよね。私が驚いたのは、資材の作成ルールが想像以上に厳しかったことかな。正しい情報提供をするために必要なルールなんだけど、ルールの範囲内で伝えたいことを伝えるためにはどうすればいいのか考えるのが、大変だなって感じた。
どの仕事も大なり小なり、想像と違うことは絶対にあるもんな。
何年たっても忘れない、思い出のあの出来事。
こんな機会だから聞きたいんだけど。みんなが今までで、一番嬉しかったこととか印象に残っていることって、どんなこと?
私は初めて製品を使用してもらえたこと。入社して1年目に、とあるクリニックの先生に採用してもらえたんだけど。最初は、訪問してもなかなか取り合ってもらえなかったんだよね。それでも、あきらめずに通って、情報提供をさせていただいていたある日、「いつも色々教えてもらっているから、あなたの会社の製品なら採用するよ」と言ってもらえて。これまでの仕事が評価されたって思えて、めちゃくちゃ嬉しかった。
それは忘れられないな。苦労した甲斐があったね。僕も一番最初に製品を使用してもらえた時は覚えている。MR職の営業活動は、発注を「継続いただく」ために行う側面もあるから、新しく使用してもらえた時は「モノが売れた」って感覚だった。
その感覚、わかるな。MR職の営業って、少し他の営業職とは違うもんね。僕が印象に残っているのは、入社3年目くらいに先輩から言われた「順序を飛ばさない営業を心がけろ」という言葉だね。当時は製品を使ってもらおうとするあまり、医師へ一方的に情報を伝えていたんだけど、それって相手が必要としていないことを、ただ伝えているだけ。まずは先生の話を聞くことが、信頼を得るために大切だと気づかされた言葉だった。今もまだ、胸を張ってできているとは言えないけどね。
MR職なら、誰もが情報提供を頑張ろうとする。けど、本当は相手のニーズがあっての情報提供だもんな。自分も注意しないと。僕はやっぱり、医師の先生からフィードバックをもらえた時かな。クスリを使って、患者さんの様子がどう改善されたのかを聞くと、自分の存在意義を実感できる。
それって、患者さんの様子を話せるくらい、先生から信頼されている証拠でもあるよね。
面会のはじめに先生から嬉しそうに「S.H.くん、あの患者さん良くなったよ!」って言われると、その日1日が幸せに感じられるよ(笑)。就職活動中は、先輩社員から耳にタコができるくらい、こういう話を聞いていたけど、実際に言われると本当に「MRやって良かった!」って思えるね。
私も医師から言われて印象に残っている言葉がある。それは、ある病気の啓発サイトをつくっていた時なんだけど。どういうコンテンツを載せるかは、専門医に意見をもらいながら考えていて。そこで、自分の意見を伝えたら、「このクスリに詳しくなったね」って言ってもらえたのが、自分の成長を実感できた瞬間だったよ。
第三者から見て、自分の成長がわかるのはすごく嬉しいよね。
科研製薬を志望する学生に、アドバイス!
そういえば、学生の方が「入社前にこれだけは知っておいた方が良い」ってこと、何かあるかな?
苦労したことでS.H.さんが言っていたけど、MR認定試験は1年目でちゃんと合格しないといけないというのは思っておいた方がいいと思う。一発で受からないと、翌年にまた仕事をしながら勉強しないといけないから。
認定試験に受からなくてもMR活動はできるけど、業務にも自信が持てなくなりそうだしね。きちんと勉強して、一回で合格できるのが一番だと思う。私は、MR職は医療関係者への情報提供が主な役割だけど、同時に会社からは売上目標の達成が求められることかな。患者さんのためだけではダメだし、会社のためだけでもいけない。この仕事には、そのバランスを取る難しさがある。
入社前から営業というのは理解していたけれど、そういう二面性があるのは知っておいてもらいたい。売上目標を優先するあまり、不適切な医薬品情報を提供するなんてことは、絶対にしてはいけないこともね。
その通り。でも先輩たちを見ていると、医師の力になりたいと思って、熱心に医薬情報を提供している人ほど、売上も上げている。だから、情報提供者としての仕事がきちんとできるようになれば、営業成績も上げられるんだろうなって思うよ。
一見、異なる2つの役割に見えるけど、実はつながっているのかもね。先輩たちのようになれるよう、頑張らないと。
私は、思ったより色んな人と話すってことを知ってもらいたいな。学術職って、内勤でオフィスワークのイメージがあるかもしれないけど、外に出て医師と話したり、MRや他部署の人と話したり、社内外の様々な人とかかわるから。営業職ではないけれど、コミュニケーション能力は必要なんだよね。
今日、学術職の話を聞いて、確かにイメージが少し変わったよ。オフィスワークだけじゃないんだって思った。もう少しMR職の話をすると、車の運転も大切かも。
そうそう。ペーパードライバーの人は入社前に運転して、街での運転に慣れておいた方が良いよね。
事故を起こしたら、事故対応でアポイントどころではなくなるもんな。仕事が終わった夜の運転とかは、注意が必要だと思う。
今日は色々と話せて楽しかった。普段は違う場所で働いているから、あんまり話を聞くことはなかったけど、みんながどんな風に働いているのかを知れて、面白かったよ。
落ち着いたら、また前みたいに定期的に集まりたいな。
そうだね。最後に会ったのが半年前ってことを考えると、もっと頻繁に会いたいね。
学生の方にも、私たちの話が参考になれば嬉しいですね。
皆さんと働けることを楽しみにしています!