メタミホップは主にノビエの茎葉部から吸収され、雑草体内のACCaseを阻害します。ACCaseは脂肪酸生合成の開始反応を触媒する酵素であり、メタミホップを処理するとノビエは速やかに生育を止め、枯死に至ります。
トドメMF1キロ粒剤
比較A剤
供試薬剤 | 除草効果(無処理区比) | ||
---|---|---|---|
処理後7日 | 処理後13日 | 処理後17日 | |
トドメMF1キロ粒剤 (1kg/10a) |
67% | 98% | 100% |
比較A剤 (1.5kg/10a) |
73% | 94% | 98% |
薬剤処理後7日で効果発現が認められ、
17日で完全枯死させた
トドメMF乳剤
比較B剤
供試薬剤 | 除草効果(無処理区比) | ||
---|---|---|---|
処理後11日 | 処理後15日 | 処理後18日 | |
トドメMF乳剤 | 80% | 95% | 100% |
比較B剤 (展着剤加用) |
60% | 90% | 96% |
薬剤処理後11日で効果発現が認められ、
18日で完全枯死させた
メタミホップ
比較C剤
無処理
供試薬剤 | 除草効果(無処理区比) |
---|---|
メタミホップ (13.5gai) |
95% |
比較C剤 (27gai) |
40% |
薬剤処理後約14日間の
残効性が認められた
トドメMF1キロ粒剤処理では軽微な薬害の報告があったが、いずれも回復し収量に影響は無かった。
供試薬剤 | イネ葉齢 | 薬害程度 | ||
---|---|---|---|---|
無 | 微 | |||
トドメMF 1キロ粒剤 |
3〜4葉 | 13例 | 6例 | |
5〜6葉 | 14例 | 2例 | ||
7葉以上 | 8例 | 0例 | ||
合 計 | 35例 | 8例 |
トドメMF1キロ粒剤処理では軽微な薬害の報告があったが、いずれも回復し収量に影響は無かった。
トドメMF乳剤は、稀に付着薬害が発生することがあるが、有効成分由来ではなく一過性でその後の生育に影響をおよぼすものではなかった。
供試薬剤 | 希釈倍率 | 薬害程度 | ||
---|---|---|---|---|
イネ4.5葉 | イネ6.1葉 | |||
トドメMF 乳剤 |
500倍(標準) | 無~極微 | 無 | |
250倍 | ||||
125倍 |
トドメMF乳剤は、稀に付着薬害が発生することがあるが、有効成分由来ではなく一過性でその後の生育に影響をおよぼすものではなかった。
トドメMF1キロ粒剤・乳剤の水稲に対する
高い安全性が確認された