廃棄物や排水の適正管理

原材料を投入して製品を作る事業活動においては、廃棄物の発生は避けられません。循環型社会の構築には、最終処分する廃棄物をできるだけ少なくすることが必要です。静岡事業所及び京都事業所においても循環型社会形成推進基本法に則り、4R 活動(Refuse、Reduce、Reuse、Recycle)を推進し、廃棄物の削減および資源の効率的な利用に積極的に取り組んでいます。静岡事業所における2022年度の廃棄物発生総量は633tで、その57%を占める排水処理余剰汚泥と発酵残さ(動植物性残さ)は、全量コンポスト原料等として使用されています。その他の廃棄物についてもリサイクル活動に努め、発生総量の13% にあたる81t が有価物としての回収となっています。最終処分量(最終埋め立て量)は18tでした。今後もより一層、廃棄物の削減・リサイクルを意識した活動を展開していきます。

また、2022年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行され、プラスチック廃棄物の抑制や資源としての再利用の重要性が高まっており、廃プラスチックごみの削減を進めています。
排水に関しましては、静岡事業所では生産廃水系統は有機廃水と雑排水に分けられ、有機廃水は活性汚泥処理された後に雑排水と混合され、基準値以内であることを確認した後、河川に放流しています。なお、基準値については、1976年に水質汚濁防止を目的として藤枝市と公害防止協定を結び設定しています。京都事業所では有機廃水は活性汚泥処理され、その他の系統の排水と混合した後、公共下水道へ排水しています。排水に際しては京都市の基準よりも厳しい自主規制基準を設定し、定期的に測定の結果を報告しています。

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