

科研製薬は、事業活動での取水量と排水量を管理し、節水を行うことで、限りある水資源を有効に活用しています。
WRI(世界資源研究所)が開発したWRI Aqueductツールを用いて日本各地の水ストレスレベルを特定した資料から、製造・研究の拠点である静岡県・京都府における水ストレスレベルは「高」以上ではないことが確認できました。
<WRI Aqueductによる評価>
静岡県 : (リスクレベル)低~中
京都府 : (リスクレベル)低~中
工場がある静岡事業所では、水脈に恵まれた大井川から水資源の恩恵を受けています。しかし、今後気候変動の影響などにより水資源が不足する可能性も懸念されることから、地下水の汲み上げ量をきめ細かに調整できるよう汲み上げポンプをインバーター化するとともに、不要な井戸の汲み上げを休止するなど、水資源の効率的な使用に努めています。また、毎年近隣住民の方を対象に環境報告会を開催しています。2021年度は、2020年度と同様に新型コロナウイルス感染症拡大防止を考慮し、報告書類の回覧による形式での紹介となりました。各種測定結果、従業員教育の実施状況などを報告し、当社の環境への取り組みにご理解をいただいています。
今後も将来に向けた事業継続の観点から、水資源の効率的な使用を推進し、水の使用量削減に取り組んでいきます。