当社が販売する医療用医薬品や医療機器を適正にご使用いただくため、主に営業、学術、流通の3つの組織で情報提供活動などを行っています。営業はMRが医療関係者に対して製品の適正使用情報を提供すると同時に、製品の安全性に関する情報や改善提案を収集し社内にフィードバックすることで、医療現場のニーズに即した情報提供や製品改良につなげています。近年は、より限られた時間の中で付加価値の高い情報提供が求められており、急速に変化する環境に対応するため、デジタルツールを用いた情報提供や営業組織の再編などにより、情報提供の質・スピードの向上を図っています。
医療業界が大きく変化する中、医療機関の「機能分化と連携」の動きに合わせ、地域医療において、地域包括ケアシステムを支える新たな役割が求められると考えています。患者さんを支える地域医療プレイヤーと連携し、患者さんのQOL向上を実現する「継続的治療」に向けた薬に関する情報を、医療経済性、安全性、アドヒアランスなどの観点から提供していくことが、今後の当社MRの姿になります。
MR一人ひとりが、製品の知識だけでなく関連する医療情報などの高い専門知識を持つことはもちろんですが、常に患者さんファースト・患者さん目線で何ができるかを考えられるMR・営業組織をつくっていきたいと思います。今後は当社が主力品を展開する皮膚科、整形外科におけるプレゼンスをさらに高め、地域医療の一員として必要とされる企業となれるよう、引き続き患者さんに寄り添いながらより質の高い情報提供活動を行っていきます。