製品名 | デュアルサイド水和剤 |
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登録番号 | 第23163号 |
有効成分 | プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル 40.0% ポリオキシン複合体 18.0%(ポリオキシンBとして180,000AmBu/g) |
性状 | 類白色水和性粉末 |
有効年限 | 4年 |
包装規格 | 250g×20袋 |
製品安全データシート(SDS) 製品チラシ |
特長
- 2つの異なる作用機作(気門封鎖と脱皮阻害)で、抵抗性ハダニ類にも安定した効果。
- 本成分は殺菌剤としても効果を有するため、病害との同時防除でコスト削減も可能。
- 訪花昆虫に影響がありません。
- 天然物由来成分と食品添加物の殺ダニ剤。

上手な使い方
- 散布する際は葉裏まで十分かかるようにし、散布ムラのないようにしてください。
- 抵抗性は出にくいと考えられますが、他剤とのローテーション散布を実施してください。
- 果菜類のハダニに使用する場合は早めの散布を心がけてください。多~甚発生では1週間隔の2回散布が有効です。
- りんごは、ハダニ類と病害(褐斑病・斑点落葉病)との同時防除が可能で、防除経費の削減になり経済的です。防除暦中の対象病害虫の防除時期を考慮し、有効に使用してください。
- 本剤は天敵、訪花昆虫に対する影響は少ないですが、カブリダニに対しては直接、薬液がかからないようにし、カブリダニを放飼する場合は散布3日程度間隔をあけるようにしてください。
効果・薬害等の注意
- 所定量の水に加え十分攪拌してください。
- 散布液調製後はできるだけ速やかに散布してください。
- ハダニ類の防除に使用する場合、ハダニ類は繁殖が早く、密度が高くなると防除が困難になるので、発生初期に散布ムラのないようていねいに散布してください。
- 容器、空袋等は圃場に放置せず、環境に影響ないよう適切に処理してください。
- 本剤の使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意
- 眼に入らないように注意。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。(刺激性)
- 散布時は、農業用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するともに保護クリームを使用してください。
- 作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをし衣服を換えてください。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
- かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触を避けてください。
- 夏期高温時の使用を避けてください。
- 火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消化に努めてください。
- 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収してください。
- 移送取扱いはていねいに行ってください。
保管 … 密封し、直射日光を避け、食品と区別して冷涼・乾燥した所。
適用病害虫と使用方法
作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数(倍) | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル | ポリオキシン |
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りんご | 褐斑病 斑点落葉病 ハダニ類 |
2000 | 200~700 ℓ/10a | 収穫3日前まで | 3回以内 | 散布 | ― | 5回以内(散布は3回以内) |
なし | うどんこ病 ハダニ類 チャノキイロアザミウマ |
収穫7日前まで | 5回以内 | 5回以内(イミノクタジン酢酸塩・ポリオキシン水和剤は3回以内) | ||||
ぶどう | 灰色かび病 ハダニ類 チャノキイロアザミウマ |
収穫60日前まで | 5回以内 | |||||
かき | 灰色かび病 アザミウマ類 |
収穫30日前まで | 3回以内 | 3回以内 | ||||
すいか | ハダニ類 アザミウマ類 うどんこ病 |
100~300 ℓ/10a | 収穫3日前まで | 5回以内 | 5回以内 | |||
メロン | ハダニ類 アザミウマ類 |
収穫前日前まで | 5回以内(塗布は1回以内) | |||||
きゅうり | ハダニ類 アザミウマ類 うどんこ病 |
2回以内 | 2回以内 | |||||
なす | 3回以内 | 3回以内 | ||||||
トマト | トマトサビダニ アザミウマ類 葉かび病 |
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いちご | ハダニ類 | 収穫開始14日前まで |