トドメバスMF液剤

製品名 トドメバスMF液剤
登録番号 第24369号
有効成分 メタミホップ 1.2%
ベンタゾン 18.3%
性状 黄赤色澄明水溶性液体
有効年限 4年
包装規格 500ml x 20本、5L×4本
製品安全データシート(SDS)
製品チラシ

特長

  • 高葉令のノビエに卓効を示すメタミホップと広葉雑草に効果の高いバサグランを配合した茎葉処理剤です。
  • 落水または極浅水の散布により、幅広い雑草に優れた効果を示します。
  • ノビエ6葉期までの生育期の雑草に使用できます。
  • 展着剤が不要でそのまま希釈して散布できます。
  • 直播水稲への使用が可能

適用雑草と使用方法

作物名 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の使用回数 使用方法
薬量 希釈水量
移植水稲 一年生及び多年生雑草 移植後15日~ノビエ6葉期
但し、収穫50日前まで
1000ml/10a 70~100L/10a 2回以内 落水散布又はごく浅く湛水して散布
直播水稲 一年生雑草
及び
マツバイ
ホタルイ
ヘラオモダカ ミズガヤツリウリカワ
は種後10日~ノビエ6葉期
但し、収穫50日前まで
100L/10a 乾田・落水状態で雑草茎葉散布又は全面散布
ベンタゾンを含む農薬の総使用回数 メタミホップを含む農薬の総使用回数
2回以内 3回以内

使用上の注意事項

効果・薬害の注意

  • 散布液は所定の濃度に調製し使い切る。
  • 薬害のおそれがあるので、展着剤は加用しない。
  • 散布する前に落水状態にして水の出入りを止め、まきむらのないように均一に散布する。また、水を落とすことができない所では、漏水のない水田に限り、できるだけ浅水状態(雑草が水面上に出る状態)にして、まきむらのないように均一に散布する。
  • 散布後少なくとも3日間(浅水処理は5日間)はそのままの状態を保ち、入水、落水、かけ流しはしない。また、散布後7日間は降雨の有無にかかわらず落水、かけ流しはしない。
  • 処理後2日以内に降雨があると効果が不十分になるおそれがあるので、晴天が持続する時を選んで使用する。
  • 本剤はノビエの6葉期まで有効なので、時期を失しないように散布する。なお、多年生雑草は、生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意する。
  • ホタルイ…………………………………………………花茎20cmまで
  • ヘラオモダカ、ウリカワ………………………………6葉期まで
  • ミズガヤツリ……………………………………………8葉期まで
  • ヒルムシロ………………………………………………発生盛期まで
  • セリ………………………………………………………増殖期まで
  • クログワイ………………………………………………草丈20cmまで
  • コウキヤガラ……………………………………………草丈30cmまで
  • オモダカ…………………………………………………矢じり葉3葉期まで
  • シズイ……………………………………………………草丈5cmまで
  • エゾノサヤヌカグサ……………………………………4葉期まで
  • キシュウスズメノヒエ…………………………………再生茎6葉期まで
  • アゼガヤ(一年生雑草)………………………………草丈60cmまで
  • オモダカ、クログワイ、コウキヤガラ、シズイ防除は、必要に応じて有効な前処理剤との組み合わせで使用する。
  • 重複散布は薬害のおそれがあるのでさける。
  • 高温条件下では、薬害が生じやすいので異常高温下での散布はさける。
  • 直播水稲に使用する場合は、薬害をさけるためは種後10日以降に使用する。
  • 苗の植え付けが均一になるように、整地、代かきはていねいに行い、ワラくずなどの浮遊物はできるだけ取り除く。また、未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行う。
  • 以下の水田では薬害を生じるおそれがあるので使用をさける。
    • 1)砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
    • 2)軟弱徒長苗を移植した水田
    • 3)極端な浅植や深植をした水田
  • 薬害を生じるおそれがあるので、周辺作物にかからないよう十分注意する。
  • 本剤散布後の田面水を他作物に灌水しない。
  • 乾田直播水稲に使用する場合、以下の点に特に注意する。
    • 1)重複散布をさける。
    • 2)軟弱徒長苗での使用はさける。
    • 3)高温期または高温が予想されるときは使用をさる。
  • 乾燥が続いた条件では除草効果が低下する場合があるので注意する。特に乾田直播水稲に使用する場合は注意する。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意事項

人畜に対する注意事項

  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受ける。
  • 本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意する。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
  • 散布調製時及び散布の際は保護眼鏡、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換する。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものと分けて洗濯する。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。

魚毒性等

  • 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しない。
  • 散布後は河川、養魚池等に流水しないよう水管理に注意する。

貯蔵上の注意事項

  • 指定可燃物(可燃性液体類)に属するので火気には十分注意する。
  • 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温な場所に密栓して保管する。
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