製品名 | イネヒーローエアー粒剤 |
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登録番号 | 第24630号 |
有効成分 | ペントキサゾン 7.5% ダイムロン 25.0% メタゾスルフロン 2.5% |
性状 | 淡灰色細粒 |
有効年限 | 3年 |
包装規格 | 1.2kg x 10袋 |
製品安全データシート(SDS) 製品チラシ |
特長
- 湛水散布、湛水周縁散布、無人航空機による幅広い散布方法が可能な製剤です。
- 拡散性が優れた少量拡散性粒剤(400g/10a)で、1袋1.2kg(30a用)です。
- 移植直後~ノビエ3葉期までの使用で、多年生カヤツリグサ科雑草およびSU抵抗性に高い効果があります。
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 |
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移植水稲 | 一年生雑草 及び 多年生広葉雑草 アオミドロ・藻類 による表層はく離 |
移植直後~ ノビエ3葉期 但し、 移植後30日まで |
400g/10a | 1回 | 湛水散布、 湛水周縁散布 又は 無人航空機 による散布 |
ダイムロンを含む農薬の総使用回数 | ペントキサゾンを含む農薬の総使用回数 | メタゾスルフロンを含む農薬の総使用回数 |
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3回以内 (育苗箱散布は1回以内、 本田では2回以内) |
2回以内 | 2回以内 |
使用上の注意事項
- 必要量を購入し、できるだけ残すことなく使いきる。
- 本剤は雑草の発生前から生育始期に有効なので、ノビエの3葉期までに時期を失しないように散布する。なお、多年生雑草は、生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意する。
- ホタルイ、ミズガヤツリ・・・・・・・・・・・・・・3葉期まで
- ウリカワ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2葉期まで
- ヒルムシロ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・発生期まで
- セリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・再生始期まで
- クログワイ、オモダカ、シズイ、コウキヤガラ防除は、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用する。
- 苗の植え付けが均一になるように、整地、代かきはていねいに行い、ワラくずなどの浮遊物はできるだけ取り除く。また、未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行う。
- 処理に当っては、水の出入りを止めて水深5~6cmの湛水状態にし、散布後少なくとも3~4日間は通常の湛水状態を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしない。自然減水により田面の一部が露出するようになったら、水尻を止めて通常の水深になるまで水を入れて水口を閉じる。また、止水期間中の入水は静かに行う。
- 藻類や表層はく離等が多発している水田では、拡散が不十分となり効果が劣る可能性があるので使用をさける。
- 以下の水田では初期生育の抑制を生じるおそれがあるので使用をさける。
- 1)異常高温の時、あるいは散布後数日以内に梅雨明けになるなど異常高温が予想される時。
- 2)砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
- 3)軟弱徒長苗を移植した水田
- 4)極端な浅植や深植をした水田
- いぐさ、れんこん、くわい、せりなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意する。
- いぐさの栽培予定水田では本剤を使用しない。
- 本剤散布後の田面水を他作物に灌水しない。
- 本剤を無人航空機で散布する場合は、次の注意を守る。
- ① 散布は使用機種の使用基準に従って実施する。
- ② 散布機種に適合した散布装置を使用する。
- ③ 粒剤散布装置については、事前に薬剤の物理性に合わせてメタリング開度を調整するとともに、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラ(スピンナ)の回転数を低速に調整する。
- ④ 散布薬剤の飛散によって他の作物に影響を与えないように散布区域の選定に注意し、ほ場の端から5m以上離れた位置からほ場内に散布する。
- ⑤ 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意する。
- ⑥ 薬剤散布に使用した装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理する。
- ⑦ 本剤の散布に使用した無人航空機の散布装置は、水稲以外の作物への薬剤散布には使用しない。
- 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導をうけることが望ましい。
安全使用上の注意事項
農薬使用者にかかる注意事項
- 1)本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
- 2)かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。
生活環境動植物に対する注意事項
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう注意して使用する。
- 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないように特に注意する。
- 散布後は水管理に注意する。
- 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
貯蔵上の注意事項
- 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管する。