製品名 | 科研フォーカスショットジャンボ |
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登録番号 | 第21105号 |
有効成分 | ベンゾビシクロン 4.0% ペントキサゾン 4.0% |
性状 | 淡褐色細粒 |
有効年限 | 5年 |
包装規格 | 500g×20袋 |
製品安全データシート(SDS) 製品チラシ |
特長
- 田植当日から使えるジャンボ剤です。
- ほふく性雑草に高い効果を示します。
- SU抵抗性雑草全般に高い効果を示します。
- 2成分で幅広い雑草に40日以上の効果を示します。
- 経済的なジャンボ剤です。
本剤は各種SU抵抗性雑草に有効で、さらにイネ科雑草のアシカキ、エゾノサヤヌカグサ、ツユクサ科のイボクサといった難防除ほふく性雑草に対する高い効果も確認されています。
フォーカスショットジャンボは、処理後間もなくして沈み、水溶性フィルムが溶けてから1分程度で細粒が再浮上し、細粒の自己拡散力により拡散しながら有効成分を水田全体に拡散させて行きます。
使い方
使用量
10アール当たり10パック(50g×10袋)の割合で、6~10mの間隔で畦畔から処理してください。
事例1
10アール(1反)当たり10パックの割合で処理して下さい。
事例2
5アールの場合は5パックを投げ込んでください。
※パック剤が固まっていたら、手で軽くもみほぐしてから投げ入れて下さい。
使用時期
処理時期は移植直後~ノビエ1.5葉期までですが、田植後なるべく早め(移植後5日以内)に処理して下さい。
フォーカスショットジャンボの上手な使い方
1. 雑草の発生が少ない場合
雑草の発生が少ない水田では、本剤を早めに処理するだけで十分な効果が期待できます。
2. 雑草の発生が多い場合
作業日程や雑草の発生に応じて以下のような体系処理が可能です。
A. 初期剤との体系処理
仕上げの代かきから田植までの期間を5日以上あける場合や、温暖地の普通期栽培地域等で雑草の葉齢が進みやすく、散布適期を失する可能性が高い場合には、初期剤との体系で使用してください。
B. 中期剤または後期剤との体系処理
フォーカスショットジャンボを散布適期に処理した場合でも、土壌条件により水持ち等の条件が悪く除草剤の効果が毎年劣る水田や、寒地・寒冷地で水稲の栽培期間が長期にわたり後半に雑草が発生してきた場合には、発生した雑草の種類に応じて有効な中期剤または後期剤を体系処理してください。クログワイ、シズイの防除は基本的に体系処理を行ってください。
使用上の注意
- 本剤は雑草の発生前から発生始期に有効なので、ノビエの1.5葉期までに時期を失しないように散布する。
- 多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するよう注意する。
- ホタルイ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカ ………… 発生始期まで
- ウリカワ、クログワイ 、コウキヤガラ …………… 発生前
- ヒルムシロ …………………………………………… 発生期まで
- シズイ ………………………………………………… 草丈3cmまで
- クログワイ、シズイ、コウキヤガラの防除は、有効な剤との組み合わせで使用する。
- 田植前に生育したミズガヤツリは、完全に防除してから使用する。
- 処理にあたっては、水の出入りを止めて湛水状態(水深5~6cm)のまま本剤を水田に投入する。
散布後少なくとも3~4日は通常の湛水状態を保ち、田面を露出させたり水を切らしたりしないようにする。 - 散布後7日間は落水、かけ流しはしない。
- 藻や浮き草が多発している水田では、拡散が不十分となり効果の劣る可能性あるので使用をさける。
- パックに使用しているフィルムは水溶性なので、ぬれた手で作業したり、降雨で破袋することのないように注意する。
- 苗が水没するような深水状態では、葉鞘部に軽い褐変症状が出るおそれがあるので、水管理に注意する。
- 強く加圧されると包装材フィルムが劣化するおそれがあるので下積みにならないようにする。
適用病害虫と使用方法
作物名 | 適用雑草名 | 使用時期 | 適用土壌 | 使用量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | 適用地帯 |
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移植水稲 | 一年生雑草 及び マツバイ ホタルイ ミズガヤツリ ヘラオモダカ ウリカワ ヒルムシロ クログワイ シズイ コウキヤガラ |
移植直後~ノビエ1.5葉期 ただし、移植後30日まで |
砂壌土~埴土 | 小包装(パック)10個(500g)/10a | 1回 | 水田に小包装(パック)のまま投げ入れる | 全域の普通期及び早期栽培地帯 |
ベンゾビシクロンを含む農薬の総使用回数 | ペントキサゾンを含む農薬の総使用回数 |
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3回以内 | 2回以内 |