イネショット 1キロ粒剤

製品名 イネショット1キロ粒剤
登録番号 第23837号
有効成分 ペントキサゾン 2.0%
ブロモブチド 9.0%
性状 類白色細粒
有効年限 5年
包装規格 1kg×12袋、4kg×4袋
製品安全データシート(SDS)
製品チラシ

特長

  • ブロモブチドを90g/10a配合し、ペントキサゾンとの相乗効果でノビエを含む初期雑草を抑えます。
  • 難防除多年生カヤツリグサ科雑草のホタルイ、クログワイ、ミズガヤツリ、シズイ、コウキヤガラの初期発生を抑えます。
  • 田植同時散布機の使用により、田植と除草を一度に済ませることができます。
  • 各種水田における効果変動が比較的少なく、安定した効果を発揮します。

適用雑草と使用方法

作物名 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の使用回数 使用方法
移植水稲 水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ミズガヤツリ
ヘラオモダカ
クログワイ
シズイ
コウキヤガラ
移植直後~ノビエ1葉期
ただし、移植後30日まで
1kg/10a 1回 湛水散布又は無人ヘリコプターによる散布
移植時 田植同時散布機で施用
ブロモブチドを含む農薬の総使用回数 ペントキサゾンを含む農薬の総使用回数
2回以内 2回以内

使用方法

散布薬量

  • 10アール(1,000m2)当たりの散布量は1キロ(1袋)です。
  • 10アール用(1kg/袋)と40アール用(4kg/袋)があります。

散布

  • 散布時は水田内に均一に散布し、人力散粒機、動力散粒機、田植同時散布機等で所定量の処理薬量になるようにダイヤルを調節してください。

使用時期

本剤は移植時~ノビエ1葉期、ただし、移植後30日までに散布します。

上手な使い方

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使用上の注意事項

  • 必要量を購入し、できるだけ残すことなく使いきること。
  • 本剤は雑草の発生前から生育始期に有効なので、ノビエの1葉期までに時期を失しないように散布する。
    なお、多年生雑草は、生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意する。
    • ホタルイ、ミズガヤツリ …………… 1葉期まで
    • ヘラオモダカ ………………………… 発生始期まで
    • クログワイ …………………………… 発生始期まで
    • シズイ ………………………………… 発生始期まで
    • コウキヤガラ ………………………… 発生始期まで
  • クログワイに対しては発生期間が長く、遅い発生のものには効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用する。
  • 苗の植え付けが均一になるように、整地、代かきはていねいにおこない、ワラくずなどの浮遊物はできるだけ取り除く。また、未熟有機物を施用した場合は特にていねいにおこなう。
  • 散布に当たっては、水の出入りを止めて湛水状態のまま本剤を田面に均一に散布し、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm程度)を保ち、田面を露出させたり、水を切らしたりしないよう注意し、また散布後7日間は落水、かけ流しはしない。
  • 本剤を無人ヘリコプターによる散布に使用する場合は、次の注意を守る。
    1. 散布は使用機種の使用基準に従って実施する。
    2. 散布に当たっては散布機種に適合した散布装置を使用する。
    3. 事前に薬剤の物理性に合わせて散布装置のメタリング開度を調整する。
    4. 散布薬剤の飛散によって他の作物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から5m以上離れた位置から圃場内に散布する。
    5. 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意する。
  • 以下の水田では初期生育の抑制を生じるおそれがあるので使用をさける。
    1. 砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
    2. 軟弱徒長苗を移植した水田
    3. 極端な浅植や深植をした水田
  • れんこん、くわい、せりなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意する。
  • 本剤処理後の田面水を他作物に灌水しない。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導をうけることが望ましい。

安全使用上の注意事項

  • 眼に入らないように注意。眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける(刺激性)。
  • かぶれやすい人は取扱いに十分注意。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努める。
  • 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収する。
  • 移送取扱いは、ていねいにおこなう。

魚毒性

  • 河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意(藻類)。無人ヘリコプターによる散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意する。散布後は水管理に注意。散布器具及び容器の洗浄水は河川等に流さない。また、空袋は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。

保管

  • 密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した所。
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