イネヒーロー フロアブル

製品名 イネヒーローフロアブル
登録番号 第23753号
有効成分 ペントキサゾン 5.7%
ダイムロン 19.0%
メタゾスルフロン 1.9%
性状 類白色水和性粘稠懸濁液体
有効年限 5年
包装規格 500ml×20本
製品安全データシート(SDS)
製品チラシ

特長

  • ノビエ、SU抵抗性雑草、多年生雑草を幅広く抑える新規成分メタゾスルフロンを高濃度に配合
  • ノビエ3葉期まで使用可能な、拡散性と即効性に優れるフロアブルです。
  • 多年生カヤツリグサ科雑草およびSU抵抗性のホタルイ、コナギ、アゼナ等に高い効果があります。
  • 各種水田における効果変動が比較的少なく、安定した効果を発揮します。
  • 科研独自販売の一発処理剤で、3剤型が揃いさらに幅広いニーズに対応可能になりました。

適用雑草と使用方法

作物名 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の使用回数 使用方法
移植水稲 水田一年生雑草
及び
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
シズイ
ヘラオモダカ
ヒルムシロ
セリ
コウキヤガラ
移植後5日~ノビエ3葉期
ただし、移植後30日まで
500ml/10a 1回 原液湛水散布又は無人ヘリコプターによる滴下
ダイムロンを含む農薬の総使用回数 ペントキサゾンを含む農薬の総使用回数 メタゾスルフロンを含む農薬の総使用回数
3回以内(育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内

使用上の注意事項

  • 使用の直前に容器をよく振る。
  • 本剤は雑草の発生前から生育始期に有効なので、ノビエの3葉期までに時期を失しないように散布する。
    なお、多年生雑草は、生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意する。
    • ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリ ………… 3葉期まで
    • ウリカワ ……………………………………………… 2葉期まで
    • クログワイ …………………………………………… 草丈10cmまで
    • オモダカ ……………………………………………… 発生始期まで
    • シズイ ………………………………………………… 草丈10cmまで
    • コウキヤガラ ………………………………………… 草丈10㎝まで
    • ヒルムシロ …………………………………………… 発生期まで
    • セリ …………………………………………………… 再生始期まで
  • クログワイ、オモダカ、シズイ、コウキヤガラ防除は必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用する。
  • 苗の植え付けが均一になるように、整地、代かきはていねいに行い、ワラくずなどの浮遊物はできるだけ取り除く。また、未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行う。
  • 散布に当たっては、水の出入りを止めて湛水状態のまま本剤を田面に均一に散布し、散布後少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm程度)を保ち、田面を露出させたり、水を切らしたりしないように注意し、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしない。
  • 本剤を無人ヘリコプターによる滴下で使用する場合は、次の注意を守る。
    1. 滴下は使用機種の使用基準に従って実施する。
    2. 滴下に当たっては散布装置のノズルを使用しない。
    3. 作業中、薬液が漏れないように機体の配管その他装置の十分な点検を行う。
    4. 隣接する圃場に水稲以外の作物が栽培されている場合は、無人ヘリコプターによる本剤の滴下は行わない。
    5. 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意する。
    6. 薬剤滴下に使用した装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理する。
    7. 本剤の滴下に使用した無人ヘリコプターの散布装置は、水稲以外の作物への薬剤散布には使用しない。
  • 以下の水田では初期生育の抑制を生じるおそれがあるので使用をさける。
    1. 砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
    2. 軟弱徒長苗を移植した水田
    3. 極端な浅植や深植をした水田
  • いぐさ、れんこん、くわい、せりなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意する。
  • いぐさの栽培予定水田では本剤を使用しない。
  • 本剤散布後の田面水を他作物に灌水しない。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意事項

人畜に対する注意事項

  • かぶれやすい人は取扱いに十分注意。

魚毒性等

  • 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので河川、養殖池等に飛散、流入しないように注意して使用する。
  • 散布後は水管理に注意する。
  • 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
  • 無人ヘリコプターによる滴下で使用する場合は、飛散しないよう特に注意する。

貯蔵上の注意事項

  • 保管 … 密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な所。
PAGE TOP